手仕事雑貨屋　風土さん

毎年、年始には、「今年は、一カ月に一度は、更新しよう」などと密かに決めるのですが、なかなかそうはいきません…。

4月にうっかり自宅で派手に階段落ちをした日から、しばらくなんだかどよ～んとした気分から抜け出せずにいました。カラダも心も、波があって当然ですね。整形外科の先生によると傷めた肩関節は、元に戻らないかもしれないようですが、このくらいで済んでよかったと思えるように、気持ちは、だんだん元気になってきました。プールに通ったり、ご近所さんに紹介して頂いた整体院に通ったり、少しでも元通りになることを願って…。くれぐれも、階段落ちには、ご注意下さいね！

お盆を前に、思い出すのは、これまでお世話になったもうお会いできない方々…。

京都の北大路堀川の交差点を西に入った北側に、手仕事によるものづくりを大切にされている作家さんが生み出された暮らしの雑貨を扱うお店、「風土」さんは、佇むように在りました。

自然体のご夫婦二人で、仲良くお店を守っておられ、お店を訪れると、出迎えて下さる爽やかな笑顔に、ほっとさせられ、あれやこれやと世間話。

このお店のご主人だった浦田さんとは、私が長年お世話をしてきた子どもと川とまちのフォーラムのホームページをボランティアで作って下さったのがご縁の始まりでした。誠実で親切、お仕事の早い浦田さんには、ホームページのことだけに留まらず、いろいろな相談にのって頂いたり助けて頂いたり、本当にお世話になりました。

そんな浦田さんとの突然のお別れは、あまりにも無残な交通事故。青信号で横断歩道を渡られていたところ、信号無視の飲酒運転、スピード違反のトラックに、ひかれたことによる事故死でした。悲しくて残念で、涙が止まりませんでした。2019年2月の終わりのことでした。

フェルト作家でもあったお連れ合いの由美子さんの悲しみは、はかり知れません。

それでも、その後も、お一人で頑張ってこられた風土さんですが、この8月で、お店を閉められることになりました。

よろしければ、お立ち寄り下さい。8月10日～は、ささやかなセールとのことですよ。

風土さんのページ　http://www2n.biglobe.ne.jp/~urata/