
自然エネルギー
6月24日、PV-net(太陽光発電ネットワーク)という活動もされている三石先生のお宅にお邪魔しました。アルモンデハウスの屋根で太陽光発電をしたいなと思っているからです。
アルモンデハウスの総屋根面積は44.83㎡で、太陽光パネルに適した屋根面積は20.85㎡。
先生からご助言頂いたのは、太陽光パネルと太陽熱パネルを組み合わせるというもの。「現在の太陽光発電は太陽エネルギーの約15-20パーセントを電気に変換できます。太陽熱パネルですとその60パーセントのエネルギー変換効率があります。」とのことでした。
先生のお宅のパネル(12パーセントのパネルのエネルギー変換効率)は、5キロワットの発電容量で、1カ月平均500キロワット時間の電気を作ってくれるそうです。先生が設置された時には、太陽熱パネルを設置されなかったため、今後検討したいと話されていました。
上から見たお庭は、ヨーロッパ滞在の長い先生らしく幾何学的でした。野菜とお花がいい感じに混在。
野菜もお花も元気いっぱいです。その秘密は、先生手作りの堆肥。
ミミズがいっぱい活躍しているコンポストだけでなく、堆肥づくりスペースまでありました。手を入れてみると発酵が進み温かい。この堆肥をお庭にたっぷりまいておられるのです。
雨水タンクの他に、地下に埋め込まれた貯水缶がありました。750リットルの量の雨水を貯めることができるそうです。他に、お風呂のお水も有効利用されていました。現在は貯められるようになっておらず、単に必要なとき2階からホースで下に流しているそうで、設計時に工夫をするといいというご助言も頂きました。
アルモンデハウスでは、雨水利用も取り入れたいと考えているので、いろいろと参考になりました。
もうひとつ、前から興味のあった縁の下の活用を実践されていました。手を入れるとひんやり。
今の設計では、縁側のイメージなので、取り入れるのはちょっと難しそうですが、先生のお家は、海外のお家でよくあるコンサーバトリーがありました。温室スペースです。猫のお気に入りの場所とか。
「太陽に限らず、風力とか水力とか家でもできる小さな発電を手軽にできるようなシステムづくりをしていくことが今後大事だね。エネルギーも地産地消できるといいよね。」と先生は、笑顔で語られていました。
家で取り組める環境に配慮した工夫をさまざまご紹介頂き、とても興味深く聞かせて頂きました。いれて頂いたハーブティは、お庭で摘んだハーブたっぷり。最近は、農作業で破れるジーンズを自分で手直ししようと、お店と交渉してもらってきたジーンズの切れ端を使って、ミシンにも挑戦されているとか。
印象的だったのは、先生は、実践されているどれもこれもをとても楽しそうに語られること。「アルモンデ暮らしを楽しむ」コンセプトにピッタリな先生でした(笑)。
アルモンデハウスが完成すれば、ぜひ、先生のお話をお聞きする会もできればなと思っています。