木が製材されました

5月1日、湖西の堅田にある製材所さん、伊藤源さんにて、寺川さんの山の木が製材されました。家を設計して下さっている建築家の住吉さんにお誘い頂き、立ち会わせて頂きました。
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どこにどの木を使うかを決めるのを「木配り」(気配り)というそうですが、伊藤源の伊藤社長は、長年木と付き合っておられるだけあって、さすがです。一見で「これは一番いい木やから」と言われた木は、伐ってみると、節の少ないきれいな木。
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松3本と、40本ほどの桧が伐られたそうですが、そのうち20本ほどの木が、アルモンデハウスに利用される予定です。1本の木を、4mか3mの長さに玉切りされるそうで、1本の木から、2〜3本の材が取れ、合計60本ほどの土台、柱、大引用の材になるそうです。
ベテランの社員の方が、手際よく木を運ばれます。
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松は、梁と玄関に、桧は柱や階段、ダイニングカウンター、土台に使われることになりそうです。
どのように製材するのかがチョークで書かれていました。
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松の樹液は、ねばねばしているので、松を製材した後は、刃を変えなければならないようです。交換しているのは、若手の社員さん。
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柱用に製材されたヒノキ、いい香りです。
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きれいに製材されました。この状態で自然乾燥のあと、低温乾燥にかけられるそうです。
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藻谷浩介さんの『里山資本主義』(角川書店)の本によると、オーストリアでは、林業は「持続可能な豊かさ」を守る術だとされているそうで、たくさんの若者が林業に従事しているとか。日本でも、早くそうなって欲しいものです。