3.11から4年…

3月7日、福島から母子避難されている高木さんたちの会「笑顔つながろう会」と「3.11メモリアルキャンドルin向島実行委員会」さんが主催された企画の中の「飛田晋秀 写真展」が開催されました。

飛田さんは、福島県三春町出身の写真家さん。震災が起こるまでは、日本の職人さんの撮影を専門とされていたそうですが、震災後は、「事故を風化させたくない」「現況をありのままに知ってほしい」という強い思いから、被災地の写真を撮り続けられています。

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撮られた写真を見せて頂きながら、お話を伺いました。去年の写真展では直接お話をお聞きすることはできなかったので、今回、写真の背景を知ることで、事故後の状況が、より伝わってきたように思います。

まるで時間が止まったかのような町の姿。高い放射能の値…。撮影日を見ると、震災直後ではなく2014年。莫大な費用(税金)をかけた除染をしても安全に暮らせる町は、もう取り戻せない、それなら被災された方の生活再建に回すべきではないかという飛田さんのお話には、説得力がありました。
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福島から母子避難されている福島敦子さんのお話もお伺いすることができました。福島さんは、原発賠償訴訟・京都原告団共同代表などもされ、精力的に活動を展開されています。実際に避難所生活をされた経験からのお話にも、説得力がありました。福井の原発で何かあったらと想像するだけでも、こわいです。再稼働なんて、とんでもない話だと改めて思いました。

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7日は、残念ながら雨。8日、順延になったキャンドル点灯。

被災された方々が、普通の暮らしを取り戻せる日が来ることを願って…。そして、他人事ではないという気持ちをそれぞれが持ち続けることの大切さを改めて感じています。

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3月21日滋賀での「日本と原発」上映会の情報が届きました。

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