びわ湖の魚

びわ湖の魚

びわ湖の「えり漁」、ご存じでしょうか? びわ湖を眺めていると、杭が並んでいるのを見かけたことがあると思いますが、びわ湖独特の伝統漁法で、縄文時代に東南アジアのほうから伝えられたとか。

2月3日(土)、こだわり滋賀ネットワークという活動をされているご近所のEさんの主催された「作って食べよう~えり漁を見学して、とれたての魚を食べてみよう!!」に寄せて頂きました。

9時に、安曇川の三和漁港に集合。

2つの船に分かれて、えりに近づきます。

魚が入ってくる「えりのツボ」に到着。まん中の2本の杭の間から魚が入ってくるそうですよ。

この日獲れた、ニゴイに銀ブナ、ブラックバス。

安曇川世代交流センターに移動して、食事の支度です。魚が生きている間に、血抜きをすると美味しく頂けると漁師さんに教えて頂きました。 お造りで頂くために、さばきます。

と言っても、成り行きで、私は、栗原地区の郷土料理の一つだという大根とスルメの煮物づくりに励んでいたために、お魚さばき体験は、逃してしまいました…。

お魚をさばいている方の横にたたずむide氏。さばき方をマスターしたかな?

銀ブナの卵は、多めの塩で茹でると、鮮やかな黄色に。

皆さんで、手分けをして、沢山のお料理が出来ました!ニゴイと銀ブナのお造り、天ぷら、ブラックバスのムニエル、大根とスルメの煮たもの、あら汁、しじみ汁、スティック野菜。小鮎の飴だきや会員さん手づくりのお漬物やケーキと盛りだくさんです。ニゴイは、小骨が多いために食用にあまり出回らないようです。そして、外来魚で有名なブラックバス。いずれも白身の癖のないお味なのですよ。釣りをなさる方は、釣れたらぜひ、食べてみて下さい。

お食事の後は、滋賀県水産課の三枝さんから、『「琵琶湖」とその恵み』と題して、びわ湖の漁業についてのお話を頂きました。びわ湖の漁法の紹介に続き、漁師さんが高齢化されていること、漁獲量が減ってきていることや、お魚を食べる人が減っていることなどの問題点について。

企画頂いたEさんのお陰で、貴重な体験をさせて頂きました。感謝感謝。

湖上から見る雪の積もった比良の山も、きれいでした。